(結果は後半に記載)
6月24日(木)から27日(日)にかけて陸上競技日本選手権が行われます
オリンピックの陸上競技の代表が決まるこの大会の中でも注目は男子100mでしょう
最大の注目は、9秒台の自己ベストを持つ選手が4人もいること
そしてオリンピック代表枠は3つ
史上まれにみるハイレベルな決戦に大注目です

日本人代表は誰になるのか
日本の陸上男子100メートルの五輪出場枠は3つですが、以下の2つをクリアすると即内定です
- 一定期間に参加標準記録10秒05をクリアすること
- 25日に始まる日本選手権で3位以内になること
現時点で記録の条件を満たしているのは、山縣、サニブラウン、桐生、小池の4名
他にもケインブリッジ飛鳥、多田修平など有力な選手もいますので、誰が代表になるかはまだまだわかりません
山縣亮太 自己ベスト:9秒95
サニブラウンハキーム 自己ベスト:9秒97
桐生祥秀 自己ベスト:9秒98
小池祐貴 自己ベスト:9秒98
多田修平 自己ベスト:10秒01
ケンブリッジ飛鳥 自己ベスト:10秒03
男子100mスケジュール
- 6月24日(木)男子100m 予選 15:40
- 6月24日(木)男子100m 準決勝 19:32
- 6月25日(金)男子100m 決勝 20:30
- 6月26日(土)男子200m 予選 17:25
- 6月27日(日)男子200m 決勝 17:50
ただ早いだけでは勝てない
日本選手権はピーキングが命です。
2日間なので、予選、準決勝、決勝と、それぞれの戦い方がポイントになります。例えば準決勝は決勝につながる大事なレースですが、力を使い果たすと決勝で戦えません。
予選から決勝に向けて調子が上がるレースをしなければいけません。2日目に調子がぴったり合うように、予選は刺激のために使うとか…。
準決勝で9秒台を出しても決勝で失敗すれば負けてしまいますから。
2008年北京五輪男子400メートルリレー銀メダリスト 朝原宣治氏
6/24: 準決勝結果
準決勝では、各組の上位2着までとタイムが上位の2人の合わせて8人が25日の決勝に進みます
準決勝の結果
- 山縣亮太 10秒16
- 多田修平 10秒17
- 柳田大輝 10秒22
- デーデーブルーノ 10秒21
- 桐生祥秀 10秒28
- サニブラウン・ハキーム 10秒30
- 小池祐貴 10秒30
- 東田旺洋 10秒35
なんとケンブリッジ飛鳥が準決勝で敗退。高校生の柳田大輝が決勝に進む波乱もありました
山縣と多田は好調を維持
サニブラウンは後半の加速がイマイチでしたが大一番でどこまで持ち直すか
桐生はアキレス腱の怪我が完治していない状況でどこまで踏ん張れるかが見ものです
明日20:30分いよいよ決勝です!
6/25: 決勝結果
優勝した多田と山縣は、五輪参加標準記録10秒05をクリアしていたので、3位以内で代表決定しました
デーデー・ブルーノ選手、全くノーマークでした
- 多田修平(住友電工)10.15 =五輪代表内定
- デーデー・ブルーノ(東海大)10.19
- 山縣亮太(セイコー)10.27 =五輪代表内定
- 小池祐貴(住友電工)10.27
- 桐生祥秀(日本生命)10.28
- サニブラウン・A・ハキーム(タンブルウィードTC)10.29
- 柳田大輝(東農大二高3群馬)10.41
- 東田旺洋(栃木県スポ協)10.42
桐生とサニブラウンは、残念ながら100mでは代表になれませんが、サニブラウンは200mに強いですし、桐生もまだ400mリレーの可能性が残っています
選手の皆さん、最後まで頑張ってください