この記事を書いている2月現在、私のビットコインは儲かっています。あくまで含み益ですので、確定された利益ではありません。
今回は、私がビットコインを始めたきっかけとその後の取引の推移を紹介したいと思います。
世界的な仮想通貨ブーム
先日、イーロンマスクが率いるテスラが、総額15億ドル(約1580億円)のビットコインへの投資を今月公表し、同社のEV代金の支払い手段としても受け入れる意向を明らかにしました。
これがビットコインの価格急騰を後押しし、企業がバランスシート上に仮想通貨を持つリスクとプラス面を巡る議論を呼び起こしています。実際、ビットコインは、過去1年で約8倍に値上がりしています。またその他の仮想通貨も軒並み上がっています。

私は、昨年9月からビットコインへの投資を始めました。この頃は1ビットコイン90-110万辺りで推移して既に値上がりが始まっていましたが、コロナ対策として世界各国が経済支援としてお金を大量にばら撒いているのを見て「これはインフレリスクで資金がビットコインに向くかもしれない」と思ったからです。
早速いくつかの事業者を調べ、証券口座を持っているマネックス グループになったコインチェック を使うことにしました。

最初口座を開いて入金するのには手数料がかかります。3万円未満なら770円、3万円以上50万円未満は1018円、50万円以上の場合は、入金金額×0.11%+495円となっています。
次にいくらを購入するか。
当時1ビットコインは、100万前後。リスクの高いビットコインにいきなり100万円を投資するほどの勇気は私にはなく、最初に40万分を購入することにしました。
40万円にした理由は、
「暴落して失うと確かに痛いけど、生活を脅かすほどでもない。逆に倍になってくれたら嬉しい」
というレベルで考えました。
自分の中での予算の限度額を100万円と決め、ビットコイン40万、現金60万でスタート。
次に、ビットコインの購入ですが、最初私は、「販売所」と「取引所」の2種類あるのを知らず、スマホの販売所からそのまま購入。
販売所
販売所というのは、投資家が仮想通貨取引所を相手に仮想通貨を購入(売却)するサービスです。
- 提示されている価格ですぐに購入(売却)ができるので、取引チャンスを逃すリスクが低い
- 注文画面は「買値」と「売値」だけがシンプルに表示された「2Wayプライス」
- 購入価格と売却価格の差(スプレッド)が、質的な手数料の役割を果たしているため、取引所と比べて購入価格が高く、売却価格は低くなる傾向がある

取引所
取引所方式というのは投資家同士が売買注文を使って仮想通貨を取引するものです。運営会社は取引当事者を仲介する「板」と呼ばれる取引場所を提供します。
- 自分で指定した価格で購入する指値注文や、その他のなどさまざまな注文方式で仮想通貨の購入ができる
- 販売所と比較して、取引所に対して支払う手数料を大幅に削減できる
- 反対注文(自分が「買い」ポジションの場合に、反対のポジションとなる「売り」のこと)を出す投資家がいなければ注文は約定されない
のちにPC上に「取引所」があるのを知り、以後そちらを使って購入をしています。

購入後の推移
購入した直後からビットコインは上昇を始めましたが、12月ごろまでは、1ビットコイン 200万に到達。
そして年末に向けてさらに急上昇を始めます。1ヶ月程度で400万に到達。5ヶ月で上昇率+300%.

ただ、永久に上がり続けることは投資の世界ではあり得ず、必ず途中で調整が入ります。1月に入ると急落し300万付近で揉み合いに入りました。
私は、ここは調整局面だと思い、時期をずらしながら5万円ずつ数回に分けて追加購入しました。
1月も下旬に入るとまた上昇が始まり、2月になると1ビットコイン400万に到達。
そして、冒頭にあったようにテスラのニュース後に、600万付近まで急進しました。恐ろしいスピードでの上昇です。世の中の人がバブルというのも肯けます。
私の半年間のパフォーマンス
さて、1ビットコインは550万を超えましたが、
私の現在の状況はこんな感じです。
2020年9月:ビットコイン40万、現金60万円
2021年2月:ビットコイン300万、現金25万円
途中60万の現金からビットコインを買い足し、現金比率は8%まで低下。

世界の著名投資家たちがビットコインに注目
冒頭のテスラだけではなく、著名投資家ビル・ミラーは、2014年から純資産の1%をビットコインに振り向けています。
資産家のポール・チューダー・ジョーンズもポートフォリオの1%~4%を目安にビットコインに投資する方針を明らかにしています。
スクエアとマイクロストラテジーといったアメリカの新興企業もビットコインへの投資を行っています。
ペイパルが決済に暗号通貨を購入、販売、保持できるようになると発表。サービス開始は2021年前半と言われています。
このように今ビットコインは数年前の個人投資家たちが熱狂したブームとは違い、著名投資家や企業がその可能性を視野に入れ始めた新しいフェーズに入ったと思います。
私の今後の方針
基本、売却する予定はありません。予算100万円のうちの現金があと25万残っていますので、その分までの買い足しはあるかもしれません。
ただ、予定の予算以上の投資はビットコインにはしません。冒頭でもお伝えした通り、ビットコインの値動きは激しく、リスクの高い投資だからです。
個人的には今の上昇トレンドは、途中調整を入れながらも続くと思いますが、それは誰にも分かりません。
なので、ビットコインは、“儲ける” というよりは、“日本円だけ保有するリスクを避ける”、“新しい世界の仕組みを理解するために自ら保有する”ために保有しようと思っています。
皆さんも、投資の際は自分の許容範囲で、決してのめりこまず、最後は自己責任で
ここまで読んでいただきありがとうございました。