デジタル教科書と紙の教科書

教育

私は毎朝、新聞を読みますが、時間がある時は紙で、急いでいる時は車中でタブレットの紙面版を読んでいます。

両方使って思うことは、

新聞でも、小説でも、ビジネス書でもやっぱり紙の方が頭に残りやすいってことです。

今朝の新聞で、現在国が進めている「小中学生にタブレットを配布し、デジタル教科書の普及を進める」記事が載っていました。

デジタル教科書「24年度までに完全移行、前提ではない」…文科相(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 デジタル教科書の本格導入を巡り、萩生田文部科学相は16日の閣議後記者会見で「紙との併用を視野に実証研究を続けたい。(次の小学校教科書改訂の)2024年度までに完全移行することが前提ではない」と述べ

私が古いのかもしれませんが、やはり勉強は紙に触れながら「書きながら覚える」方が記憶に残りやすいのではないかと思い、今回デジタル教科書のメリットとディメリットを考えてみました。

デジタル教科書と紙の教科書

2024年度から本格導入が見込まれているデジタル教科書

国は「紙との併用も視野に入れながら、実証研究を続けていきたい。24年度までに完全移行するのが前提ではない」

と、24年度以降も紙の教科書を併用しながら導入を進めていく考えのようです。

そもそも、デジタル教科書の導入については、コロナ禍が広がる中、GIGAスクール構想の前倒しによる1人1台端末の年度内整備が今年度補正予算に盛り込まれたことから本格化しました。

画像引用:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/seido/1407731.htm 
学習者用デジタル教科書の制度化

デジタル教科書のメリット

  • 一つの端末に全ての教科書が入っているので、荷物が軽くなる
  • 教科書を忘れることが減る(端末の管理の仕方にもよるけど、端末忘れたら全教科アウト?)
  • 拡大表示が簡単にできる
  • 動画や音声の再生により理科の実験や社会の歴史物語など、より視覚的に学習することができる
  • 書き込みや保存ができる
  • 学習ログを残して生徒別の学力分析などに利用できる
  • 作画や描画ができる
  • 正答を比較できる

デジタル教科書の効果

  • タブレット端末を能動的に操作したり、何度もを繰り返しての学習が可能になるため、生徒が自分のペースで“わかるまで”学習できる。
  • 図形などは、立体図を見たり動かしたりすることで分かりやすくなり、授業内容を理解しやすくなる。
  • 情報が一つの端末に集約されることで、多くの事を子供たちが主体的に学び、教師がサポートする「双方向型」の授業が可能になる。
  • 音声機能を使っての発音や聞き取りや会話など、英語などの語学力向上に役立つ。

デジタル教科書のデメリット

  • ページを戻るのが不便(読書でKindle使っていて一番感じるのがこれ)
  • 教科書に蛍光ペンを引いたりして覚える作業は、デジタルでもできるが、頭に入る?
  • 端末の画面に集中しすぎてしまう
  • 目が疲れる、視力低下の誘因にならないかといった不安
  • セキュリティ管理等の問題
  • 壊れた場合の対応

デジタル教科書の課題

  • ITリテラシーが高く、学習の仕組みへの理解が早く、能動的に学習できる子どもに対してはプラスに働くが、逆のタイプの子どもにどのようにフォローするか課題
  • 環境整備。デジタル教科書を使うためには「一人一台のタブレット端末」が必要。全子供に端末を配れるほどの予算化は可能か?
  • 子どもたちの体への影響。端末をずっと見続けることで、視力の低下だけでなく体への影響も懸念。

手書きとのハイブリッドで学習効果を上げる

健康被害は留意しなければならない問題ですが、デジタル教科書はメリットも多いのは事実。

私としては、大まかな情報パターンや流れを把握する時にはデジタル、集中を要する細かい作業を行う時には紙が向いていると思えます。

デジタルの画面は、眺めて視覚的に捉えるのに対し、紙に書かれた情報を見る時は、そこに書かれていることを脳で考えています。

要は、暗記や問題演習は、やはりペンと紙を使うことで記憶力が高まり、効率的でしょう。

実際、アメリカのプリンストン大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校の共同研究により、

講義のときに手書きでノートをとる生徒は、パソコンでノートをとる生徒よりも記憶が定着しやすく成績もよい

ことが判明しています。

そこにプラスして、デジタル教科書のメリットを生かして視覚的、立体的、音、などの平面の紙面からだけでは学び取れないことを補強していくことにとって、インプットとアウトプットの結びつきが強くなり、より効果的な勉強ができるのではないでしょうか?

いずれにしても、まだ始まったばかりの試みなので、やりながらより良い方法を見つけて、子供の学ぶ可能性を最大限に引き出して欲しいものです。

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