日本で生まれ育った人が、海外在住経験や留学経験がない限り、ビジネスの場面で流暢に英語を話すことってなかなかハードルが高いですよね。
私は27歳で外資系企業に転職したのですが、初めは全く英会話は得意ではありませんでした。そんな私も今では外国人の上司を持ち、プレゼンやレポートは英語で行っています。
この記事では、私の経験をもとに仕事で使える英語力(特に英会話)をどのように学んだかをお伝えします。
きっかけは、新しい役割でアメリカにいる同僚と毎週火曜日に電話会議をしなければならなくなり、最初は何を言われても相手の言っている事がわからず「yes, yes」しか言えず、「これはかなりヤバイ状態だ」と真剣に英語を学ぶ事を決意しました(汗)。
英語を学ぶ上で大事なこと
- 週一回の英会話スクールだけでは完璧ではない
- 短い時間でいいから毎日やる
- 聞くだけでは英会話は上達しない。恥ずかしがらないでまずは口に出す
- ネイティブの表現を真似る
などが重要です。
週一回の英会話スクールだけでは完璧ではない
まず最初に思いついたのが英会話スクール。いろいろな会社を調べた結果、マンツーマンでかつお手頃価格の教室に決めました。週1回1時間半。ここでレベルの低い英語でも他人に見られる事なく自分のペースで基礎の基礎を学ぶ事ができましたが、気づいたことは
スクールにいる時間以外は英語使っていない!
でした。言葉は使ってなんぼ。週一で数時間話すだけでは上達には時間がかかりますし、下手したら一歩進んで、一歩下がっているかもしれません。
そこで毎日話す習慣をつけようと決意しました。
短い時間でいいから毎日やる
365日、晴れの日も雨の日も、飲み会があった日もデートの後でも、とにかく英語を毎日話そうと決めました。ただ、最初はテキストやCDブックなどにトライしたのですが、なかなか続きませんでした。
そんな時に見つけたのが、NHKオンライン番組の『ニュースで英会話』でした。
この番組は、NHKの海外版ニュースや、CNNニュースをキャスターが1-3分程度の旬のニュースを読み上げる動画でした。英語字幕や日本語の文章などもあって非常に使い勝手が良かったです。
聞くだけでは英会話は上達しない。恥ずかしがらないでまずは口に出す
よく電車の中でイヤフォンをして英語を聞いている人を見かけますが、経験上、黙って英語を聞いているだけでは、まず話せるようにはなりません。言葉の習得は、インプットとアウトプットが必要です。とは言え、聞く練習はまずスタートとして間違っていないので、あとは必ず言葉に出してみる必要があります。
会議の場や、英語が流暢な同僚の前で自分の拙い英語を話すのはかなり勇気のいることだと思いますが、話さなければ永久に英語は上達しないと思ってそこはトライしてみましょう。
ネイティブの表現を真似る
子供が親の話し方を真似て言葉を覚えていくように、英語が母国語でない私たちはネイティブの表現を真似て習得する事が英語上達の近道です。単語帳や熟語ノートで覚えるよりはるかに効率的です。
大事なのは、全部を真似る必要はなく、気になった単語や「あぁ、そうやって言うんだ」って思ったフレーズをメモしておき、あとで自分の口で言ってみる事です。そして、使うチャンスを伺う。時には会話の中に強引に入れてみて記憶が新鮮なうちに使ってみるのもありです笑
先日も、エレベーターで外人どうしが、アメリカの大統領選挙について同僚と話している場面で、そこにいた女性が
I don’t prefer to talk about politics. (私は政治の話はしたくありません)
と言ったのを聞いて、「なるほど、don’t prefer toってこうやって使うのか」っと私の中に新しい表現が蓄積されました(よく外国人とは宗教と政治の話はするな、っていうけど本当でした)。
まとめ
そうやって私がある程度自信を持って英語で話せるようになったのは5年程経った頃だと思います。え、そんなにかかるのか!?って思いましたか?
もちろん個人差はあると思いますが、普段ずっと日本語で話している私たちが英語を習得するにはそれなりの時間とかなりの努力が必要です。
ただ、ある程度英語を聞いたり話したりで来るようになると、どこかでブレークスルーというか、パッと突き抜けるような時がきます。そうなるとそれまでかかったよりもずっと短い時間でさらに上のレベルの会話ができるようになります。基礎をしっかりした後に応用問題が解けるようになる感じです。
外資系企業では、英語が使えて自信を持ったコミュニケーションができると出世のチャンスが多く巡ってきます。またお給料も同じスキルと経験であれば、英語を話せる人の方がかなり高い金額で雇ってもらえます。
それだけでも、英語を勉強する価値は十分にあると思いませんか?
ぜひ、みなさんなりのやり方を見つけて、英語の習得を頑張ってみてください。
あ、でも毎日ですよ笑
最後までお読みいただきありがとうございます。