松岡圭祐著の人気シリーズ「高校事編」の続編を読みました
今回、ダイハード的活躍をしたダークヒロイン 優莉結衣の強さは、今回も圧倒的です
『高校事変II』のあらすじ
前作の「武蔵小杉高校事変」から2ヶ月後の話としてスタートします
平成最悪のテロリストの娘・優莉結衣(ゆうり ゆい)は、新たな場所で高校生活を送っていた。そんな中、結衣と同じ養護施設に暮らす女子高生の奈々未(ななみ)が行方不明に。さらに多数の女子高生が失踪していたことも判明する。
結衣は奈々未の妹に懇願されて調査に乗り出すが、JKビジネスや特権利権の存在など日本社会の「闇」の数々が浮かび上がってくる
問題作ダークヒロインシリーズ第2弾!
『高校事変II』の評価
前作の3.5から評価4へアップ
前作「高校事変」は「ダイ・ハード」のようであると書きましたが、本続編はリュック・ベッソン製作の「96時間」のストーリーを彷彿させます

今回の敵はJKビジネスやら特権階級など、実際に今の日本に起こっていることで現実感があり話が入ってきやすいです
また、前作は、テロに巻き込まれての反撃でしたが、今回は女の子を救うため、自ら犯罪組織に殴り込む展開のなので、より準備に余念がなく戦略的な展開になっているもの楽しめます
主人公 結衣は、精神的肉体的に強いわ頭はキレるし、迷いなく行動します
また、バイオレンス度も前作よりアップしなかなか過激です
血しぶきや肉片が飛び散りますが、殺される方は最低のクズたちなのでむしろ爽快だったりもします
後半のクライマックスは、横浜から逗子の山中へと僅か17分で瞬間移動する場面です。その方法と斬新さ、それでいてそのイメージがしっかりと頭に浮かんでくるハラハラドキドキの展開になっています
『高校事変』シリーズはおすすめか
気軽にエンタメ的読書をしたい人向けです
平易な内容で、勧善懲悪的ストーリーなので、読んだ後のスッキリ感もあります。
ただ考えさせられるような重厚な作品ではないので、人によっては薄っぺらく思うこともあると思いますね
さて、早速次のシリーズを買ってみました。またテロリストの襲撃に遭うようなので、主人公が次はどんな手を使って撃退するのか楽しみにしてみたいと思います
