日本人はラーメン好き。私もラーメン好き。
先日、久しぶりに一蘭に行ってきました。かれこれ1年半ぶりくらいでしょうか?
ここ数年、空前のインバウンドブームの波に乗り、一蘭はいつ行っても外国人観光客で満席、中国語が飛び交う状態になっていて、とてもラーメンを味わう状況ではなかったので、しばらく足が遠のいていました。
ふと「今だったら外人いないし、緊急事態宣言出てるし、空いているかも」と思い行ってみたら大当たり、空いてる店内で久しぶりの味を堪能できました。
近い将来、インバウンドが復活したら再び混むことが予想されるので、行くなら今のうちですよ、皆さん。

一蘭とは
一蘭とは福岡県発祥の豚骨ラーメン屋。
1960年に創業者である中原氏が屋台からのスタートして、店名も最初は一蘭ではなく「双葉ラーメン」という店名でした。
その後会社の成長とともに福岡県内から全国各地に展開し、海外にも進出。現在は、85店舗の運営・経営をおこなう有名ラーメンチェーン店となりました。
特にここ数年は、中国人のガイドブックに掲載されたり、SNSの口コミで爆圧的に人気が出て、都内のどこの一蘭も常に行列ができていて、コロナ前までは常に行列。さらには、人手不足で店員さんまで外国の方になるほど忙しく、連日盛況でした
一蘭の値段

一蘭は、ラーメン店としては値段は高い方です。
ラーメンはとんこつのみの980円。そして替え玉(麺のおかわり)が210円。
博多ラーメン(豚骨ラーメン)は、細麺で、基本は替え玉を頼みます。そうすると1,190円。
御茶ノ水にある私がよく行く博多らーめん店は、替え玉一杯無料で500円ですよ(笑)。それから考えるとラーメン一杯約1200円は、かなり強気の価格設定ですね。
一蘭の店内(味集中カウンター)
コロナの影響で、外国人観光客がいなくなった店内。ここまで空いている一蘭、久しくみたことがありません

一蘭は基本的にカウンター席のみで、テーブル席はありません。
席に座ると、カウンターテーブルの左右は木の壁で仕切られており、前は簾が垂れているので完全に周りの情報がシャットアウトされます。

目の前には暖簾があり、定員さんすら見えません。
これぞ完璧なソーシャルディスタンス(笑)
一蘭の人気の理由は、
こだわり抜いた「天然とんこつ」の味もさることながら、この店内の独特の雰囲気です。この仕切りのあるカウンター(味集中カウンター)こそ、一蘭のオリジナリティでしょう。
そもそもラーメンは、黙々と10分程度で味わうもの。味集中システムは、周りを気にせず本能のまま、リラックスした状態で味わう事だけに集中できる理にかなったものですよね。
味オーダーシステム

席に着いたら、カウンターに置いてある「オーダー用紙」の7項目に、それぞれ自分の好みを選んでいきます。
ラーメン屋ではよくある「お好みは?」のやりとりは発生せずに、自分の好きなラーメンにカスタマイズが可能です。ここでも、ソーシャルディスタンスですね。
ちなみに、外国人観光客に用に「英語」「韓国語」「中国語」の用紙もあります。
一蘭の味

100%豚の骨から抽出した天然とんこつスープ
豚骨ラーメンというと匂いが苦手な人もいるかもしれませんが、一蘭のスープは、「臭みのないとんこつスープ」の発祥です。スープの味・品質を守るために、徹底した時間毎の温度管理や濃度管理を行なっています。
実際、クセのない、サラッとした味わいで美味しいスープです。
もう一つの特徴は、「赤い秘伝のたれ」
唐辛子を基本に30数種類の材料を調合し、何昼夜も寝かせ熟成させた独自の赤いタレが、どんぶりの真ん中に浮かんでいます。
まずは、とんこつスープのみで楽しんだ後、秘伝のタレをかき混ぜると違った味になり、二度楽しめます。
私はこの秘伝のタレがとても好き。
替え玉

替え玉を頼むときは、替え玉プレートをカウンターに設置してある、専用ボタンの上に載せます。
「チャルメラ」の音楽が流れ、声をかけることなく、替え玉のオーダーが入ったことを従業員に知らせてくれます。
シャイな人でも安心しておかわり頼めます(笑)

替玉は、博多ラーメンでは一般的な「スープを残して麺だけをおかわりする」文化で、男女関係なく多くの人が替え玉を注文します。
一杯目と異なるかたさの麺を選ぶと、また違った味わいを楽しめます。
ちなみに、丸々一杯分は多いという方ように半替え玉(150円)もあります。
半替え玉だとあっという間に終わっちゃいますが。
行くなら今がチャンス
博多ラーメンでは、一風堂も人気で、私もよくいきますが、一蘭の魅力は、味もさることながら、一蘭独自の世界観で、しばらくすると何故か食べに行きたくなるんです。
コロナが収束し(早くそうなって欲しいですね)、また外国人観光客が戻ってくると、また混雑が予想されるので、まだ行ったことない方はぜひ今のうちに一度行ってみてください。
おすすめです。