森林減少から地球環境を考える

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日本政府は、2030年までの二酸化炭素排出量削減目標を2013年度比46%減とする新目標を発表しました

これはパリ協定後に国連に提出した削減目標の2013年比26%減から大幅に引き上げることになり、どのようにそれを実現させるのか官僚たちは政治に翻弄されているようですね

確かに地球環境を考える上でCO2削減は必要ですが、一方、CO2を吸収してくれる森林が人間によって破壊されものすごいスピードで減少していることはあまり話題にあがっていません

地球環境を考える上で、この森林減少を止めることも非常に重要になってきます

世界規模で森林減少が止まらない

世界で森林の減少が止まらないです

違法伐採や農地への転用、干ばつによる大規模な火災の発生などにより、過去30年で日本の面積の5倍に相当する178万k㎡の森が失われました

地球上の3割を占める森林には、陸上生物種の半分以上が暮らすとされ、森林の減少は人間を含めた生物の多様性に大きな危機をもたらします。

国連は2021年から30年を「生態系回復の10年」と位置付け、野生動物の保護や緑化に取り組み始めました

今回は、過去30年で森林面積を増やした国、減らした国のtop3をまとめてみたいと思います

森林面積を増やした国TOP3

森林面積を増やした国 第1位: 中国

+62.8万k㎡

ちょっと意外に思う方もいると思いますが、実は世界で森林面積を一番増やしている国は中国です

中国は、砂漠の多い国土に対して40年以上植林を進めており、その効果が出ているようです

森林面積を増やした国 第2位: インド

+8.2万k㎡

2位はインド。一位の中国から一気に1/7程度になってしまいますが、インドも森林面積は増えている国です

森林面積を増やした国 第3位: アメリカ

+7.3万k㎡

第3位はアメリカ

実はアメリカと中国の国土面積はほぼ一緒です。

地球環境に敏感で正義を語るアメリカより中国の方が圧倒的に森林面積を増やしている事実は、まさに不都合な真実ですね

森林面積を減らした国TOP3

森林面積を減らした国 第1位: ブラジル

– 92.2万k㎡

増やした国Top3の面積を足してもアマゾンの消失には届きません

アマゾンの森林の破壊は地球規模の危機となっています

違法伐採、焼畑による農地開発、人災による大規模火災の発生など広大な森林が失われ、2020年には熱帯雨林の破壊面積が前年同期比25%増で過去最大となりました

これは、ボルソナロ大統領が熱帯雨林地域の開発を推進していることも強く影響しています

CO2削減目標を設定するだけでなく、世界のリーダーたちはボルソナ大統領の暴走を止めなければいけません

森林面積を減らした国 第2位: インドネシア

– 26.4万k㎡

インドネシアでも多くの森林が消失しています

その主な原因は、森林伐採やプランテーションの急激な拡大です。

インドネシアの森林伐採の60%が違法伐採によるものだと言われています

森林面積を減らした国 第3位: コンゴ共和国

– 24.4万k㎡

コンゴ共和国はアフリカ大陸中西部に位置する

アフリカ大陸の森林破壊が止まらない状況です

アフリカ大陸の中でも、特に中部・西部に熱帯雨林が集中していますが、これらの地域は人口が増加し、現在もハイペースで森林が伐採されています。コンゴだけでなく、アンゴラ(-12.6万k㎡) 、タンザニア(-11.6万k㎡)など多くの国で森林面積が減少しています

これらの地域では、調理などの燃料として、蒔や炭が使われていて、家庭用エネルギーに占める木質燃料の比率はアフリカでは9割にもなります

人口の急増に伴いその規模は増え続けています

アフリカ大陸はかつては緑の大地だった

アフリカのサハラ砂漠といえば一面の砂に覆われた光景を思い起こす人がほとんどですが、約5000年前は緑に覆われた大地が広がっていました

湖や川も多く存在し、初期の人類が住んでいて、狩りや釣りを行っていたそうです

5000年前のアフリカ大陸

21世紀時点におけるサハラ砂漠の航空写真がこれ。広大な砂漠が広がっており、かつては存在したとされる湖は影も形もありません。

21世紀のサハラ砂漠

一度砂漠化すると元に戻すのはほぼ不可能です。

今後何千年後かの地球で「アマゾン砂漠はかつて広大な熱帯雨林だった」と言う話も十分あり得ることでしょう

今まさに人類の危機は進行しています

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