本日(3/22)、東京市場で、トルコリラが急落しました。
エルドアン大統領が先週末にトルコ中銀総裁を更迭したことが理由。
理由は、トルコ中銀が政策金利を17%から19%へ引き上げたのが気に入らなかったから
そもそも今回の利上げは、米国の長期金利上昇の影響で、新興国から資金が流出したり、またインフレリスクを回避するためのものでした。
その効果もあって、リラ安が回避され、トルコリラ/円は14円台前半から15円台まで回復し、マーケットも今回の利上げを評価していました。
しかし、エルドアン・トルコ大統領は、かねてから利上げには反対だったので、今回の決定に対して総裁の更迭という暴挙に。
ちなみに中銀総裁の更迭は過去2年弱で3度目です。
エルドアン・トルコ大統領になってから、トルコリラはずっと下落しています。

リラ/円は、12.5円付近で、底に到達し、最近は復調基調でした。

今回のことがきっかけとなって、投資家がトルコ市場から逃げ出し、またリラ安がずっと続く時代へ逆戻りする予感がします。
独裁者国家と新興国通貨にはみなさんも気をつけてください。